日々のツボ 別館
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星観る人『人間様』感想
 ソルト・ピーナッツの国本剛章さんがかつて在籍していたバンド、
星観る人の3枚目のアルバム『人間様』の感想です。
(タイトル、正確には「様」に×印が書かれています)

 興味のある方は以下のアドレスへGO!

 http://kinokosan.blog.ocn.ne.jp/wakame/2006/08/rd_2372.html

1.文字を笑え

 軽快でポップです。キャッチーです。
 国本さんとドラムのタマオさんの愉快な掛け合いあり、見事なハモリもあります。

 間奏では聴いただけで吉田さんと分かるギターの音色(太い音色)と、伸びやかな演奏がまたよろし。
 それ以外でのギターの音色はきらびやかで対比が見事。
 国本さんのベースプレイ、タマオさんのドラミングも切れが良く安定感があります。
 終盤のベースの音の太さもまた印象的ですね。

2.こんなのいたらどうする?

 インスト曲です。
 フェイドインする中、ゲストの渡辺隆行さんのサックスがどことなくお洒落で都会的な雰囲気を演出してますね。
 ゆったりしたテンポから一転、テンポアップして、バンド全体で息の合った(リズム的な)ユニゾンを聴かせるところに息を呑みます。
 『ワイヤード』あたりのジェフ・ベックの曲を思い浮かべたのは私だけでしょうか…?
 格好良く決まってます。
 その後のサックスとギターの掛け合いは、火花を散らすというよりは対話を楽しんでいるようにも感じますね。
 
3.絵に描いた黒の鳥
 
 コーラスエフェクターの効いた、きらびやかなギターが印象的なイントロから、タマオさんの透明感ある歌声へと続きます。
 前半はゆったりしたテンポで、聴く者に安らぎを与える曲ですね。
 歌詞はちょっとだけブラックですが、幻想的です。
 後半はテンポが速くなり、サックスが奔放な演奏を聴かせます。
 バックもビートのある演奏で、サックスを煽ります。
 終盤はペースダウンしたりと抑揚をつけたアレンジも良いですね。

4.人間様

 どことなくファンキーな感じのする曲です。
 切れのあるベースとギターの演奏が見事…と思っていると、
伸びやかな演奏になったりと先の読めない展開ですw
 歌詞は「現在(いま)ここにいるよ」だけですが、タイトルと合わせて聴くと、何か意味深な感じがしますね……
 聴く者に解釈を委ねている感じです。

5.ダイヤは死体のために

 12分以上に渡る大作です。
 静かに、滑らかに鳴り響くキーボードから一転、
 バンド全体の、確かな存在を感じさせるダイナミックな演奏になります。
 国本さんとタマオさんの不思議なハーモニーの歌メロは美しく、聴くものの心に染み込んできます。
 歌詞は美しさを感じさせつつ、最後に皮肉を効かせたあたりが見事です。
 間奏部分ではギターが伸びやかに演奏し、
 もう一つの歌の部分では短くも印象的なメロディーを聴かせます。
 後半の演奏は、ドラムとギターは一定のフレーズを奏でるのに対し、ベースは奔放なフレーズを弾きまくります。
 アヴァンギャルドでもありますね。
 再び歌(Aメロ?)に戻り、伸びやかにして爽やかに曲は終わります。

 私が所有している星観る人1999年のライブ盤にもこの曲が収録されています。こちらの演奏もまた素晴らしいものがあります。

6.オープニングSE人間様(ボーナストラック)

 広がりのあるゆったりした演奏にのり、何らかの音声処理がされたナレーションが流れますが、明らかに人間に対する皮肉のきいた内容です。
 人間「様」よ、もっと謙虚に、思いやりの心を持って生きないといけないよ、という所でしょうね……

 
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