日々のツボ 別館
数ヶ月ぶり? の更新です。これからもよろしく。
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『ゲーム職人 第1集 だから日本のゲームは面白い』(鴫原盛之:著 マイクロマガジン社:刊)を読んでみた
 発売されてから結構経ちましたが、ようやく読みました。
 私の勉強不足のせいで、はじめて知る方々ばかりですが、
どの方の発言も興味深いものばかりです。

 読んでいて思ったのは、東京(かその近辺?)で育った方々が多く、
それが後のお仕事に有利に働いている面があるな、ということでした。
 (私のように)地方在住者にはうらやましいという思いもありましたね。

 それはさておき、ゲーム業界が良くも悪くも未成熟で、混沌としていた時代ならではのエピソードは、読んでいて楽しめました。
 高校在学中から(!)ゲーム製作で多忙だった方もすごいですが、
攻略の同人誌を作成しようとする方に、ゲームの製作者が自らゲームの資料を見せてくれた、
というエピソードは今なら考えにくいですね。
 おおらかな時代だったからでしょうか。

 昔も権利・利権関係はうるさかったでしょうが、今は本当に……ね。
 いろいろな言葉を商標登録することにやっきになっている所もありますし。
 随分世知辛くなってしまったものですね。今のゲーム業界は。
 夢を見せ、夢を売りながら、その裏で血で血を洗うバトルが繰り広げられる殺伐とした現実。情け、無用。容赦も無用。
 
 閑話休題。
 皆さん何かしらの「強み」があったからこそ、後世に名を残す何かを作り出すことができたのでしょう。
 でも今はゲームに関すること以外にも「強み」がないといけない時代なのだそうです。
 『カエルのために鐘は鳴る』、『スーパーメトロイド』のプログラムを手がけられた
藤井やすひこさんの章の最後に出てくる藤井さんの発言は、実に厳しいです。
 その発言は、ゲームは商品、という認識があるからでしょうね。
 今はもうそういう時代になってしまったみたいです。
 
 もっとも昔だってゲームは商品であったわけですが、
何というか、もっと親しみやすく、温かみのあるものだったと思うのです。ゲーム業界も。
 単に昔の自分には、社会の仕組みとか、現実とかが分からなかったからかもしれませんけど。

 本の感想を書くはずが、脱線してしまいましたね。
 ただの「昔はよかった」語りになってしまいました。

 改めて閑話休題。
 本書は、インタビューを受けている方のお名前を知らなくても
十分に楽しめる内容になっています。
 写真入の脚注も多めなので、いい勉強になりますし。
 章の最後に、インタビュアーによるまとめの文章があり、
より理解しやすいものになっているので、読者に優しい作りだと思います。
 
 ただ惜しむらくは、ページ数の割にはお値段がお高めに感じられることですかね。
 第2集が出るのであれば、もう少しお安くしてほしいものです。
 それはさておき、いい資料になると思いますよ。
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